美容師・理容師の美容ハサミ選び入門

公開日:2025/11/15
ハサミ選び

美容師や理容師にとって、美容ハサミは技術に大きく影響するため、もっとも重要なアイテムです。種類や素材を厳選することで、相性のよい美容ハサミと出逢えます。使いやすく、長持ちする美容ハサミを選びましょう。ここでは、美容ハサミ選びのコツを紹介しています。美容ハサミ選びに悩む、美容師・理容師の方に必見です。

美容ハサミに使われるおもな金属の種類と特徴

美容ハサミには、さまざまな金属が使われています。それぞれの特徴を理解し、選ぶヒントにしましょう。ここでは、おもな使用金属を解説しています。メリット・デメリットを踏まえることで、自身に最適な美容ハサミが見つかります。

ステンレス鋼

一般的な美容ハサミの素材であり、多くの美容師・理容師が所持しています。ステンレス鋼はサビに強く、切れ味がよいため人気です。湿度が高い環境でも、メンテナンスがかんたんかつ気軽に使えます。

ウエットカットをし続けても、長持ちすることがメリットです。また、価格が手頃なため、初めて購入する方に向いています。ただし、他金属よりやや耐久性に劣るため注意が必要です。

ダマスカス鋼

ダマスカス鋼とは、木目状の模様がある独特な鋼材です。異なる鋼を何層も重ねることで、美しい模様を生みだします。さらに、鋼の層により高まる、耐久性もメリットです。

切れ味抜群なため、太い髪質や毛束もサクサクと施術できます。デザイン性・機能性にこだわる方は選ぶ価値があるでしょう。しかし高品質がゆえ、価格帯が高価です。美容師・理容師として、技術力が高い方に向いています。

コバルト合金

コバルト合金は、硬く・サビに強いコバルトを主成分とした金属です。コバルトの性質が活かされ、耐熱・耐摩耗・耐腐食に優れています。長期間にわたり切れ味抜群なため、ベテラン美容師・理容師から評価される存在です。

しかし、コバルト合金はコバルトの含有率に注意しましょう。含有量によって、品質と価格に差が出ます。予算内で、もっとも多くコバルトが含まれるメーカーがおすすめです。

シザーの形状による使いやすさと特徴

美容ハサミは、用途によって多くの形状があります。複数を使いこなすことで、技術の幅が広がるでしょう。ここでは、形状ごとの注目ポイントを解説しています。技術向上のためには、自身との相性が重要です。

ストレートタイプ

ストレートタイプは、美容ハサミの基本です。刃の形状が直線のため、初心者でも扱いやすくさまざまな表現に使えます。トリミング・スタイリングをこなせるため、最初に購入すべき形状です。

オフセットタイプ

ハンドル設計が特徴的なタイプであり、手の動きに自然とフィットします。長時間使用しても疲れにくく、1日多くのカットをする場合におすすめです。また、手首や腕の負担が軽減するため、接客にも集中できます。お客さんとの信頼関係に向けて、ベテラン美容師・理容師が好む形状です。

クレーンタイプ

オフセットタイプが、さらに機能的になった形状です。手首を曲げずにカットできるため、最小限の負担で済みます。腱鞘炎に悩む、美容師・理容師には心強いでしょう。また、繊細な技術が可能なため、経験値が上がったときに選ぶタイプです。技術が身に付いたときは、検討してみましょう。

長く使うために!シザーのサビや刃の劣化を防ぐ手入れ方法

美容ハサミは、手入れをしながら長期的に使うアイテムです。また、繊細なため、正しい方法で行いましょう。ここでは、劣化を防ぐために必要な手入れを解説しています。大切に扱い、気に入った美容ハサミの寿命を延ばしましょう。

清潔に保つには

毎日、毛髪・皮脂・水分と触れるため、清潔に保つことは重要です。汚れが溜まることで、美容ハサミは動きにくくなります。カット技術にも影響するので、ていねいに汚れを除去しましょう。

また、耐久性の高い素材でも、不衛生にすることでサビが発生します。よい素材を選んでも、手入れを怠ると効果を発揮しません。

1日の最後に、お湯で汚れを流しましょう。油分も落ちるので、水よりお湯がおすすめです。また、挟まっている毛髪を、必ず除去しましょう。その後、乾いた布で水分を拭きとります。

乾燥の重要性

サビを徹底的に防ぐため、乾燥工程は重要です。充分に拭き取っていても、湿度が高い環境ではリスクがあります。乾燥した布で拭き取った後、自然乾燥させると効果的です。すぐにしまい込まず、湿気を開放させましょう。

油切り

油切りとは、接点部分に専用オイルをさす手入れです。動きをスムーズにさせるため、週1回程度行います。刃部分に、少量の専用オイルを塗布しましょう。

開閉動作を数回することで、刃の隙間にオイルが馴染みます。また、専用オイルが余分についた場合、ティッシュや布で拭き取ることが重要です。べたついたままにすると、汚れが付きやすくなるので注意しましょう。

研ぐ工程

美容ハサミは長期的に利用していると、刃の鋭さがなくなります。そのため、メーカーなどに依頼して、刃を研いでもらいましょう。切れ味が復活し、新品のような使い心地になります。年1〜2回のメンテナンスがおすすめです。モチベーションも高まり、技術力向上に貢献するでしょう。

まとめ

美容ハサミは、基本的に高価であり、長年大切に使うアイテムです。美容師・理容師は、自身の性格・価値観を考慮しましょう。相性のよい美容ハサミと出会うことで、技術力が高まります。高価でも、納得のいく成果を得られるでしょう。また、素材・形状による、メリット・デメリットの理解が重要です。慎重に選び、長年使いたくなる美容ハサミを見つけましょう。

tablepressアイコン 美容師用シザー・美容ハサミメーカーおすすめ6選の比較表

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商品名飛燕シザーナルトシザーミズタニシザーズヒカリシザーズジョーウェルロイヤルマスターシザーズ
価格(税込)約1万円~13万2,000円約10万円~30万円約5万円~15万円約3.5万円~13万円約3万円~10万円約13万円~15万円
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